「負けても輝く青春 ― エースとしての第一歩」

高校野球の秋季大会に出場した、当塾を一昨年卒塾した生徒の応援に行ってきました。試合結果は惜しくも敗れてしまいましたが、エースナンバーを背負い、堂々とマウンドに立つ姿に大きな成長を感じました。かつて机に向かって勉強に励んでいた生徒が、今は仲間と共に全力で青春を駆け抜けている。その姿は、結果以上に輝いて見えました。負けてもなお光り続ける「青春の一歩」を目の当たりにし、私自身も力をもらえる時間となりました。

試合前から気になっていたのは背番号。なんと、この秋から彼は「エースナンバー」を背負ってマウンドに立っていました。背中に大きく刻まれたその番号は、これまでの努力と信頼の証。力強い投球フォームに「格好いいな」「本当に頑張ってきたんだな」と胸が熱くなりました。

試合は残念ながら惜しくも敗れてしまいました。しかし、最後まで諦めずに投げ抜く姿はとても立派で、会場にいた人たちの心を動かしていたと思います。試合後には短い時間でしたが、本人と直接言葉を交わすことができました。少し照れくさそうにしながらも、しっかりと前を向いている様子に、高校生としての成長を強く感じました。

来年はいよいよ最後の夏。きっと悔いのないように全力で駆け抜けてくれることでしょう。学習面だけでなく、こうして部活動やスポーツに真剣に取り組む姿を見ると、「努力は必ず人を成長させる」ということを改めて実感します。そしてそれは、今まさに勉強に励む塾生たちにも伝えていきたい大切なことです。

これからも陰ながら応援を続け、彼の挑戦を見守っていきたいと思います。