スポーツの中に見える、まっすぐな成長の姿(東月寒中ソフトテニス部・東月寒中サッカー部)

先週末は、東月寒中学校の生徒たちが出場する中体連の大会を応援しに行ってきました。
土曜日は男子ソフトテニス部、日曜日は男子サッカー部。それぞれの会場で、生徒たちの真剣な姿に触れることができ、とても充実した時間となりました。

まず、土曜日のソフトテニスの試合。応援に行った生徒は真剣な表情で試合に臨んでいました。結果は惜しくも敗退でしたが、試合後に彼と話すと「負けたけど、すごく楽しかった」と、少し照れくさそうに話してくれたのが印象的でした。
その言葉を象徴するようなワンシーンが、試合後のコートにありました。ネットを挟んで、相手選手としっかり握手を交わし、何か一言二言、言葉を交わしている姿がとても清々しく、心に残りました。勝敗だけでない、「スポーツの本質」を感じた瞬間でした。最後に生徒と目指せ1勝との会話でグータッチをして会場を後にしました。

そして日曜日は、サッカーの応援に。試合は1対3で惜しくも敗れてしまいましたが、ベンチ入りしていた塾生の姿勢にも心を打たれました。背番号20番の彼は、試合には出場しませんでしたが、試合中ずっとベンチから声を出して、チームを鼓舞し続けていました。その声はチームメイトにも確実に届いており、仲間のプレーを支える大切な役割を果たしていました。

特に印象的だったのは、このサッカー部のスタイルです。個人の力に頼るのではなく、パスを丁寧につなぎながら、全員で攻める展開。ボールがつながるたびに「おっ!」と声が出てしまうようなワクワク感がありました。技術だけでなく、チームの意思の共有が感じられる見事なサッカーでした。

さらに、ベンチにいるコーチの声かけが絶妙で、時にクスっと笑ってしまうようなユーモアもあり、試合の緊張感の中にも温かさを感じました。試合には敗れてしまいましたが、「また応援に行きたい」と思わせてくれるような、素敵な試合でした。

試合の勝ち負けだけでなく、その過程にこそ、生徒たちの成長があります。挑戦し、悔しさを経験し、それでも「楽しかった」と言えること。出場できなくても、仲間のために声を出し続ける姿勢。どれも、学びと成長の証だと感じました。